平成30年度
年回表

  • 1周忌 平成29年
  • 3回忌 平成28年
  • 7回忌 平成24年
  • 13回忌 平成18年
  • 17回忌 平成14年
  • 23回忌 平成8年
  • 27回忌 平成4年
  • 33回忌 昭和61年
  • 37回忌 昭和57年
  • 50回忌 昭和44年

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伝道<浄土真宗の仏事いちねん>

 D「はなまつりについて」(2012/4/1)


お釈迦さまの誕生日

4月8日は仏教の開祖お釈迦さまが生まれた日とされています。
はなまつりはお釈迦さまのお誕生を祝う仏事です。
他に「降誕会(ごうたんえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」ともいいます。

お釈迦さまは約2500年前、インドの小国を治めるシャカ族の王子として、
お生まれになりました。
ルンビニー園という花園でお釈迦さまが生まれた時、天から龍が降りてきてお釈迦さまに香りのいい湯を注いだと言われます。
花御堂という色とりどりの花で飾られた小さいお堂の中に、小さなお釈迦さまのお像(誕生仏)を安置して甘茶をかけてお参りする「灌仏(かんぶつ)」はこの言い伝えによるものです。

誕生仏が右手で天を指し左手で地を指して立っているのは、
お釈迦さまが生まれてすぐ七歩あゆんで天地を指差し
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言したという
その姿を表しています。
この言葉は自分だけを偉いと思い他をかえりみない自分勝手な人を指す時によく使われたりしますが、もちろん仏教の言葉としてはそれは誤りです。
この「我」は我執まみれの「自分だけ」ではなく、
本当は命あるものみんながそれぞれ天にも地にも「我」として尊い存在なんだという事を表しています。
「俺が」「私が」とお互いケンカしなければならない「我」ではなく、
そんな「俺が」「私が」なんて本当は無いものなんだ。
その事が本当に分かれば自分も他の皆もそれぞれがそのまま尊いものなんだという、それがこの言葉の本当の意味ではないでしょうか。

いくらお釈迦さまでも生まれてすぐ歩いて…とは実際はありえない物語でしょうが、しかしこのお釈迦さま誕生の物語を通してこの言葉が世に出て、
沢山の仏教徒がこの言葉をお釈迦さまの「教え」として大切に今に伝えてきました。
この事には一つの宗教の開祖が生まれた事を祝うだけではない、
お釈迦さまを通して私たちの本当の「いのち」の姿が明らかにされたという大きな意味があるのではないでしょうか。

「釈迦弥陀は慈悲の父母」

浄土真宗の念仏者はお釈迦さまを「教主」として仰いできました。
お釈迦さまは阿弥陀如来の本願をこの世で初めて見出して、念仏の教えを私たちに開いて下さった尊い方です。

親鸞聖人は和讃の一つで「釈迦弥陀は慈悲の父母」と表しておられます。
本願を興して衆生を救う阿弥陀如来とその本願を説いて念仏をすすめるお釈迦さま。この二尊に育てられて人は念仏者として歩んでいくのです。
はなまつりは宗派を問わず、また仏教系の幼稚園などではとても重要な行事です。ご縁のある仏教寺院または施設などのはなまつりに参加してみてはいかがでしょうか。
一心寺では4月8日前後に堂内に花御堂を安置して、婦人会の総会や日曜礼拝、ご法要にいらした皆さんに灌仏をしていただいています。
婦人会や日曜礼拝やおあさじなどで是非お参りに足をお運びください。
(釈尼慶喜)


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