平成30年度
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伝道<浄土真宗の仏事いちねん>

 「修正会(しゅしょうえ)について」(2011/12/15)

「修正月会」

お正月といえば神社などへ初詣に行ったりするのが元旦の日本人の習慣のようにいわれていますが、仏教寺院では元旦の仏事「修正会(しゅしょうえ)」が行われます。「修正月会」を略して「修正会」といいます。

これは中国の年始の儀式が日本に伝わったもので、前の年の悪を正して新年の天下泰平などを祈る法会として奈良時代初めから国家規模で各大寺で行われて広がりました。

修正会も各宗派によりその行われる意味や内容は違いますが、
浄土真宗の修正会の意味や真宗門徒としての元旦の迎え方は
次のような言葉がそれをよく表していると思います。

「道徳はいくつになるぞ。道徳、念仏申さるべし」

これは明応2年の元日、道徳という蓮如上人のお弟子さんが
上人に新年の挨拶に来た時に、
上人から掛けられた言葉と伝えられています。
(「蓮如上人御一代記聞書 本」より)

昔は年齢を数え年で数えていたので元旦は皆が一つずつ年をとるという日でもありました。そこで蓮如上人は道徳にあなたはこれで何歳になったかと尋ねて次に「念仏申さるべし」と自力の念仏と他力の念仏の違いを改めて道徳に説いたということです。

浄土真宗の修正会は初詣のように寺にお参りをして何か願い事を叶えようという所ではありません。家内安全・交通安全・合格祈願をお念仏でお願いしても
実際何もありません。
でもその様な目先の願望やまざまな出来事にいつも右往左往して私たちは自分の「本当の願い」を見失って生きている。そうして生きていかざる得ない私の目を絶えず覚まさせるようとするはたらきがお念仏となって私たちの所まで伝えられてきたということを浄土真宗は教えています。

最近はお正月も昔ほど特別な時期ではなくなってきているような気がしますが、それでも1月1日は新しい年を迎えた希望や目標や願いをもって迎える人が多いことでしょう。
浄土真宗の教えを聞く門徒のお正月は、家庭のお内仏のお勤めや寺の修正会などに足を運び法話を聞くことで今年もお念仏と共に聞法の生活をしていくことが皆で確認されてきた時期なのではないでしょうか。

浄土真宗の「お正月」の迎え方

真宗門徒の元旦は家族で家のお内仏に新年のお勤めをし、また手次寺の修正会に足を運び本尊の前でお念仏を唱える。また法話を聞き改めて聞法に励むことを皆で確かめ合う仏事です。蓮如上人の「念仏申さるべし」という新年の言葉の通りです。

浄土真宗ではお内仏にお鏡餅はお飾りしますが、しめ縄や門松などは用いません。
年末はお正月の準備や大掃除などで忙しい時期ですが、是非おうちのお内仏もできる限りの範囲でお掃除をしましょう。そして上卓・前卓に三角の打敷(うちしき)を掛けてお鏡餅をお供えします。お花もの枝や千両など正月らしいものを混ぜてもいいでしょう。
そして元旦にはお内仏の前で正信偈(しょうしんげ)などいつものお勤めをして、また手次の寺の修正会にお参りをして心新たに聞法生活ををスタートさせましょう。

(釈尼慶喜)


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